善法律寺

ぜんぽうりつじ
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秋は深紅の紅葉が美しい、別名「もみじ寺」

鎌倉時代正嘉年間(1257~59)に、石清水八幡宮の検校であった善法寺宮清が、自分の邸宅を寺とし、奈良東大寺より実相上人を招いて開山しました。
室町時代には、善法寺通清の娘・良子が将軍足利義詮に嫁ぎ、3代将軍義満の母となりました。義満は神社信仰に篤く、特に八幡宮を崇敬したため、20数回も八幡を訪れています。以後の義教、義政も足繁く往来し、将軍家と善法寺家との密接な関係が続き、律寺も足利家の庇護を得て隆盛を極めました。
良子は善法律寺へ自分の好きな紅葉の樹をたくさん寄進し、今も境内に約100本の紅葉が茂ることから、別名「紅葉寺」とも呼ばれています。
本尊の八幡大菩薩像は、明治の廃仏毀釈の際、石清水八幡宮より遷座された像です。そのほか、京都府指定文化財の本堂と表門をはじめ、仏像絵画など貴重な文化財を有します。また、境内には忠臣蔵で知られる大石内蔵助良雄の養子、太西坊覚運の墓塔があります。

スポット情報 Spot Information

営業時間 9:00~17:00
※境内自由。本堂を拝観される場合は事前にご連絡ください。
住所 〒614-8085 八幡市八幡馬場88-1
TEL 075-981-0157
アクセス 京阪本線「石清水八幡宮」駅下車、徒歩約15分
リンク http://ritsuji.web.fc2.com/