単伝庵(らくがき寺)

たんでんあん
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お願いごとを壁にかける通称「らくがき寺」

古くは神原町にあったとされる単伝庵。
今は、別名「らくがき寺」として知られているユニークなお寺です。山門を入った正面には大黒堂という御堂があり、この御堂の白い内壁が、願いを託した落書きで真っ黒になっています。 落書きは、年齢や性別、時代を問わず、人間生活における心の遊びでもあるといえるでしょう。
平城宮跡の発掘調査でも、木簡や土器などの遺物のなかに、いろんな落書きが見つかっています。さらに9世紀の嵯峨天皇の時代(809~822)になると、落文(おとしぶみ)や落首などと称して、政治、社会を批判するものがみられ、これらは匿名の文書を道に落としたり、門壁になどに貼り付けて衆人の目に触れさせるといったものでありました。
こうした落書きは、公式文書には見られず、人々の「本音」があり、当時の世情を知る重要な手がかりとなっています。単伝寺を訪れる人々も、筆を持って白い壁に向かうときの緊張感と真剣さが、大願成就に結びついてるのかも知れません。

スポット情報 Spot Information

住所 〒614-8013 八幡市八幡吉野垣内33
TEL 075-981-2307
アクセス 京阪本線「八幡市」駅下車、徒歩約10分